1日目の10月14日(土)は10:30~新人研修が行われました。対象は経験年数が1年未満の方で、4人の方が参加されました。
グループワークを中心に日々の実践を振り返る中で、皆さん現場に出て1年目という同じ立場の者同士で共感する部分が多くあったようでした。
グループワークを中心に日々の実践を振り返る中で、皆さん現場に出て1年目という同じ立場の者同士で共感する部分が多くあったようでした。
午後から秋季研修会が行われ、福井県高次脳機能障害支援センター 支援コーディネーターの中島裕也先生による講演会「ICF(国際生活機能分類)の理解と活用~高次脳機能障害者支援事例を通して~」から始まりました。
ICFの概念、高次脳機能障害の特徴と対応、ICFの活用法について事例を通して分かりやすく講義していただきました。クライエントの肯定的側面、否定的側面の両方をICFを通して可視化することで、課題の抽出や問題の構造をしっかりとつかめるようになることを学びました。
ICFの概念、高次脳機能障害の特徴と対応、ICFの活用法について事例を通して分かりやすく講義していただきました。クライエントの肯定的側面、否定的側面の両方をICFを通して可視化することで、課題の抽出や問題の構造をしっかりとつかめるようになることを学びました。
福井県高次脳機能障害支援センター 中島裕也 先生 |
講義後は経験年数ごとに分かれてグループワークを行いました。退院調整場面を想定した事例を用いて、各グループが実際にICF分析を行い、その結果を発表しました。
その後は福井県立大学 吉川先生のコーディネートのもと、ICF分析をした事例を通しての支援課題を検討し、各グループで発表を行いました。
講義・グループワークを通して、「ICFの概念が整理できた」「全体を見わたすICFの考え方も取り入れて今後のかかわりに活かしていきたい」といった感想が多く、とても学びの多い時間でした。
中島 裕也 先生ありがとうございました。
2日目の10月15日(日)は10:00~事例検討会が行われました。今回は福井厚生病院 森島豊さんより「身体的愁訴が多く、操作的な方の支援について」というテーマで事例を提供していただきました。この事例を基にそれぞれのかかわりについて振り返りました。
福井厚生病院 森島 豊 さん |
グループでは日々のかかわりを言語化することの難しさや、私たちがかかわる課題は多様であることを認識しました。時には当事者とのかかわりの中でストレスを抱えることもあります。傾聴や受容が基本だとはわかっていても、当事者への継続した熱意を持ち続けることが大変だという意見もありました。
吉川先生のお話やグループワークを通して、ソーシャルワーカーとして生活者の視点を持ちつつ、今焦点を当てる課題は何かを意識してかかわる視点が大切だということを学びました。改めてソーシャルワーカーとしての在り方を考えることができた事例検討会でした。
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