令和3年2月27日(土)に行われました新人・初任者研修、吉川公章先生記念講演会(冬季研修会)の様子をご報告します。
今回の研修は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当協会では初めてZoomを使用したオンライン形式にて研修を開催させていただきました。
10:30~新人・初任者研修が行われ、4名の方が参加されました。
今回はパソコンの画面上でお互いの顔しか見えないといういつもとは違う雰囲気に、開始当初は参加者の皆様も戸惑いを感じている様子が伺えました。当協会研修委員の橋本さんの進行で徐々に空気がほぐれると、日々の実践を振り、利用者・家族とのかかわりや業務の中での葛藤、体験談などについて話し合い、活発な意見交換ができました。
そして、当協会の顧問であり、当協会主催の各研修の講師をしていただくなど、長きにわたり当協会の運営にご尽力いただきました、福井県立大学 看護福祉学部 社会福祉学科の吉川公章先生がこの度県立大学をご退職されることとなりました。
当協会以外でも、福井県内で様々な活動にご尽力され福井県の精神保健福祉分野の発展に多大な貢献をされました。
午後は、吉川先生のこれまでのご功績を記念し、『「かかわりあう」ということ』とのテーマで記念講演会を開催致しました。
吉川公章 先生(福井県立大学 看護福祉学部 社会福祉学科 教授) |
今回の記念講演会は、当協会の会員だけではなく、Zoomによるオンライン形式の利点を活かして、県内・県外の吉川先生と親交のある方々にもご参加いただき、約40名の方に先生の講演をご視聴いただきました。
吉川先生の講演を通して参加者の皆様からは、
「かかわりあうということ とても深い言葉です。ソーシャルワーカーであり続けるために、今の自分(日々の実践)を常に点検し振り返ることが不可欠であると思い直しました」
「『かかわる』から『かかわりあう』へ、エンパワメントとストレングスの定義の違い、などソーシャルワーカーとしての心構えを改めて考え直すことができました」
「オンライン形式でしたが、今ここにみんなが居るような、そんな感覚になれる記念講演会でした」
との感想が寄せられていました。
講演会終了後は、吉川先生への感謝を込めて、ささやかながら当協会より花束と粗品を贈呈させていただきました。
その後、Zoom内で吉川先生と参加者の皆様との交流の時間を設け、壁に映し出したZoomの映像をバックに記念撮影をさせていただきました。
吉川先生にご指導いただいた新人研修、初任者研修、事例検討会、講演会でのグループワークなど様々な場面で、当協会の会員は数多くの学びを得ることができ、それぞれが今日の実践の中でその学びを活かせていると思います。
今回福井県立大学を退職され、大変寂しい思いが募りますが、またいつか研修や講演会でお会いできる日を楽しみにしております。
吉川先生、長い間本当にありがとうございました。
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